「女性専用車両」について真剣に考えてみる
女性専用車両…それは、痴漢防止のために鉄道各社が設けた車両のこと。
まず女性専用車両について知る
---以下、Wikipediaの引用を含む---
女性専用車両は、男性が乗車しても法的に罰することはできず、男性の協力により成り立っているとのこと。
女性専用車両の歴史は古く、1912年には「婦人専用車両」として存在していました。
2000年代に入り、痴漢は徐々に大きな社会問題へと発展していきました。2000年の12月、京王線が初めて「女性専用車両」との名前で試験的に運行。その結果肯定意見が多く、翌年に正式に取り入れられることとなりました。
それから関東や関西を中心に導入が進み、現在ではほとんどの鉄道会社で導入されています。それで今日に至るというわけです。
法的に見た女性専用車両
しかし、文部科学省は「女性専用車両に鉄道営業法第34条は適用せず、あくまで男性の協力により成り立っているサービス」との見解を示しており、「強制的に乗車を禁ずる法的根拠もなく、男性を排除するためのものではない」としています。
つまり、法的には罰則のない、善意のサービスということになっています。
女性専用車両のメリットとデメリット
女性専用車両はいくつかのメリットとデメリットがあります。
メリット中でもよく挙げられるのは「痴漢の防止」。痴漢は犯罪であり、根絶されるべきものです。女性を痴漢犯罪から保護する、これが女性専用車両の大きな役割です。
しかし、女性専用車両には大きな問題があります。
それは、「女性の乗車が任意」である点です。女性は普通車両と専用車両を選択する自由があるため、一部の女性は普通車両に乗車します。その時に痴漢と痴漢冤罪と呼ばれる事件が発生するのです。
痴漢冤罪は、痴漢をしていないにも関わらず、警察に逮捕•拘留されることです。この場合ほとんどは悪意を持った女性による故意的な冤罪であり、無罪の男性が捕われることもしばしばあります。
また、痴漢と誤解された事例もあります。女性に悪意はなく、同じく男性にも悪意がない場合です。女性にカバンや物が当たり、痴漢に間違われた事例です。
このような冤罪が起きるのは、女性の証言採用率がほぼ100%であるからです。
つまり、女性専用車両のメリットとしての「痴漢防止」は、男性にとっての「痴漢冤罪防止」にも繋がります。
また、女性専用車両の導入は、女性にとっても非常に嬉しいサービスです。
女性専用車両導入による効果
女性専用車両を導入したことによる効果は、会社や地域によってまちまちです。
私の主張
男性専用車両については、先ほど述べた「痴漢冤罪の防止」、一般車両の廃止については「痴漢そのものの防止」が目的です。
また、性別によって乗車できる車両を明確に区別し、任意制を廃止すべきだとも考えます。痴漢そのものがなくなりますし、その他の揉め事も解消されます。
しかし、この策に対して「性別による差別だ」と訴える方がいらっしゃいます。確かにその考えも合っているのですが、区別しなければいけない理由の方が大きいはずです。性別により区別したところで、損をするのは痴漢の実行犯くらいでしょうから。